第7章 償いと再会
その努力が実を結び、主人公が念願の医者になった年
それを見届けるのを待っていたかのように神父様が亡くなった
眠るように訪れた、神父様の突然の死
街中の人が悲しみ、神父様を神の国へ厳かに送り出してくれた
神父様は以前からよく仰っていた
愛する妻が待っているのだ、、、と
神父様は愛する奥様の元に旅立たれた、、、だから、二人はこれからはずっと一緒
そう思うと神父様が笑って、いつものように頭を撫でてくれた気がした
それでも、主人公も暫くは悲しみにくれた
そんな悲しみを打ち消すように、今まで以上に教会の仕事も医者としての仕事も熱心に取り組んだ
神父様の亡き後も、街の人は主人公をシスターとしても医者としても暖かく迎えてくれた
病院長にも許しを得て、教会の敷地で分院という形で開業するようにもなった
教会では本格的な設備がないため、手術などはできないが診察や簡単な処置などはできる
週の半分は街の病院に行き、手術など医者としての腕を磨くのも忘れなかった
「いや〜助かるよ。街の病院まで行くのは遠いから、足が痛くて。」
「子供の急病にも安心できるわ。」
教会周辺の人々も喜んでくれた
喜んでくれるのは素直に嬉しい
街の人の為に、少しでも力になれる事は主人公の喜びでもあり恩返しでもあった
最近では院長の薦めで、新薬の開発にも取り組んでいる
知らず知らずに母の背中を追っていたのかもしれない
母と同様、主人公は薬などの開発を非常に得意とした
最近では初めて論文なる物を書いたりもして、院長が大絶賛してくれた
そんな風にがむしゃらに働いて働いて、、、
気づけば、主人公は22歳になっていた