第7章 償いと再会
私、、、このまま、、死んじゃうのかな、、、
閉じそうになる瞳を必死に開け、道行く人々の中、それでもローの姿を探し続けた
最後にひと目、、、、会いたかったな、、、、
「おい、お前さん。しっかりするんじゃ。」
薄れゆく意識の中、主人公を拾ってくれたのは年老いた神父様だった
その島に用事で訪れていたという神父様は、主人公をそのまま自分が住む島に連れ帰ってくれた
そして衣食住を与えてくれ、体力が回復するまで看病をしてくれた
最初は何も信じられない主人公だったが、「もう、大丈夫じゃよ。」と、シワだらけの手で頭を撫でてくれた時、人の久しぶりの温かさに涙が零れた
さらに動けるようになった主人公が居づらくないようにと、教会の仕事まで与えてくださった
「私はもう歳じゃからな。何をするにもなかなか辛いのじゃ。だから手伝いをしてくれたら、ワシはきっととても助かる。お前はきっと神様が遣わして下さったのじゃよ。だから、遠慮せずここにいたらええ。」
それはとてもありがたい話だったが、主人公にはどうしても気になることがあった
「でも、、、私は神様を信じてないです。だからここにいる資格がありません。」
幼い頃から神様という概念はあるが、それを信じるか信じないかは別の話だ。
信じていると、胸をはって言えない。そんな神父様も神様も騙すようなこと主人公にはできなかった
もう、嘘はつきたくないもの、、、
俯いた少女を見て、神父さまは笑った
「フォフォフォ。正直な娘じゃな。」
「いいんじゃよ。神様がおられるかおられないかは正直ワシにもわからん。なんせ、見たことないからな。ただ、神を感じることはよくある。ただ、それも気の持ちようかもしれん。」