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星の舟【ONE PIECE】

第6章    嘘   






―――母親の死で壊れたか、、、



すぐにでも情報を引き出したいのに、ルッチの脅しに殺してほしいと言う小さな少女



「、、、本当に、殺すぞ。」



蒼い瞳を覗きこんで、脅すように言ってみるが
少女には何の反応もない、、、、
 
虚ろな目はルッチを映してはいたが、まるで遠くを見ているように焦点があってはいなかった



「、、、こ、ろして、。」


「、、チッ、、。」



大きく舌打ちをしてから、ルッチは掴んだ手を離した

ドサリと少女が足元に落ちる



この少女に、脅しは何の役にも立ちそうにないようだ

いくら小さな島だとはいえ、闇雲に探すのは時間がかかり過ぎる

グズグズしてる暇はない

早く情報を手に入れないと、逃げられてしまう




ピクリとも動かない、足元の金色の固まりに目をやる





―――どうせ壊れているなら、とことん壊してしまえばいい


ルッチは不敵に口角を上げた


そして

少女の前に座り込み、その青い瞳を覗いた



「、、、、取引をしようか、死にたがり。」





「、、、お前が俺の質問に答えられたなら、俺がお前を殺してやる。、、、どうだ?」



ルッチの提案は、何とも理不尽な取引だったが

壊れた少女は虚ろな瞳で、、、これまた壊れた人形のようにコクリと素直に頷いた


ニヤリとルッチが笑った



「、、、いいだろう。取引成立だ。」







少女の手を掴み脈をとる 

少しでも嘘をついていたら、血が教えてくれる

嘘をついたり、やましいことがあれば脈は少なからず乱れる

これは、どんなに鍛え抜かれた大人でも同じだ

サイファーポールの情報確認の為の常套手段だ



トクン、、、トクン、、、トクン、、、


真っ白で細すぎる小さな手首からは、少女らしい脈が規則的に伝わってきた




「、、、言っておくが、嘘は無駄だぞ。」

「、、、、、。」


トクン、、、トクン、、、トクン、、、



ルッチはおもむろに質問を始めた



「珀鉛病患者は?」

「、、、船で、、逃げ、、た、」
 

トクン、、、トクン、、、トクン、、、




「船、、だな。場所は?」

「、、、、南の、、港、、」

トクン、、、トクン、、、トクン、、、


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