第6章 嘘
1週間ぶりに見る彼は、とても顔色が良くなっていて
よかった、体調良さそう
こんなときなのに、ローの顔が見れたのが心から嬉しい
「主人公!?、、、一体どうしたんだ、、?」
コラソンはちょうどローの昼食を運んできたところだった
まだ、手を付けていないのがわかりホッとする
ローの為に作った事がわかったら、主人公の考えは台無しになるかもしれない
ローもコラソンも主人公のただならぬ様子に、一体何があったのかと驚いていた
なのに
「主人公。久しぶりだ、、、。」
ローの表情が驚いた顔から、柔らかい表情に変わる
「、、、!!」
それだけで、心が挫けそうになる
途端に涙が出そうになり、慌てて胸からせり上がる固まりを飲み下した
これ以上は、だめだ、、、、、!
そう思ったら、声は自然と出ていた
「、、、、出ていってよ、、、!」
主人公は二人を、力の限り睨みつけた
「聞こえなかったの!?私の家から出ていってよ!」
二人が固まるのがわかった
「もう、我慢できないのっ!家にあなた達がいるのが!」
「主人公、、、!?」
「お、落ち着け、何かあったのか?」
何が何だかわからないという表情のローと、異常なまでに興奮して叫ぶ私を心配するコラソン
それでも、私はヒステリックに叫び続けた
「約束どおり、治したんだから、もういいでしょ!」
「同じ空気も吸いたくないのっ!」
「本当は、珀鉛病なんて、恐いのっ!おかあさんに嫌われたくないから言わなかったけど、、、近くに寄って欲しくもなかった!」
ローの目が信じられない程、大きく見開かれ瞬き一つせず、呆然と私を見つめている
「もう、嫌なの!家に病原菌がいるのが!」
いじめっ子から言われた言葉を思い出し、必死に舌に乗せるも、まるで喉が切り裂かれるようだった