第6章 嘘
ルッチが森の奥深くに進むと、目的の家が見えた
「湖の横、、、この家だな。」
呼び鈴を鳴らすも、無反応
しかし、中には人の気配
さらにドアに手を掛けるが、鍵が閉まっていた
バキッ!!
迷わずドアを蹴破る、あまり頑丈ではない木製のドアは粉々になりながら向こう側まで吹っ飛んでいった
そのまま、玄関から踏み込む
コツ、、コツ、、コツ、、
家の見た目は全く病院らしくなかったが、部屋には様々な診察器具があった
人の気配がする方に足を向けると、、、、
一人の女が、ドアを庇うようにして立っていた
情報によると、女の医者が二人を匿っていると、、、
ドアの前には、白衣を着た女
ここで、間違いなさそうだな
「世界政府だ。ここに泊鉛病患者が2名いると報告を受けた。渡してもらおう。」
「庇うようなら、匿った罪でお前も処罰される事になる。」
手順に乗っ取りお決まりの台詞を吐くと、女はゆっくりと答えた
「いないと言ったら、、、どうするの?」
「無駄な抵抗はやめろ。我々は世界政府の命により、感染の恐れがある珀鉛病患者を駆除しに来た。」
本当は伝染る病なんかじゃないが、世界政府がそういう名目で珀鉛病患者を排除しているのだから、三文芝居もしょうがない
しかし、女にはそれが通用しなかった
「泊鉛病は伝染らないわ。それはあなた達、世界政府が一番よくわかってるでしょう。」
政府が隠したがっている真実
この女、、、、知ってるのか
だったら話が早い
もう下手な芝居を打つ必要なんてない
「だったらどうした?真実なんて、どうでもいい事だ。」
「認めるのね。だったら、そっとしておいて。もうすぐ白い斑点も消えるから混乱も招かないわ。」
「どういうことだ?」
ルッチは片眉を上げた