第6章 嘘
行きついた答え、、、、
と、同時に愛しい人の顔が浮かんだ
ロー、、、ッ!!
こんな方法しかっ、、ないなんて、、、!!
瞬間、口の中に血の味が広がった
それ程に強く、唇を噛み締めた為だった
「う、、、っ、、うう、、!」
声にならない声で、呻きながら
地面を強く何度も叩きつける
誰を憎めば良いのか、何を恨めばよいのかわからなかった
わかりきっていることは、このままだとローが、、、、
愛する人が殺される、、、という現実だけ
大声で力の限り、泣き出し叫びたかった
しかし、そんな時間さえ今は惜しいのだ
自由に泣くことも許されない状況に、堪らず涙がポタポタっと目の前に落ち、そしてすぐに地面に吸い込まれた
それでも、、、、、
ローが助かるなら、、、、ッ!
主人公はヨロヨロと立ち上がると、涙を拭った
グッと前を向き、再び走り出す
その瞳に、もう迷いはなかった