第6章 嘘
ローからフレバンスの人々は、もはや珀鉛病などに関係なくそこに住んでいるという理由だけで、問答無用で残酷に殺されたと聞いた
『即、殺されるらしいぜ』
先程の二人も言っていた
ローが、、、コラソンが、、、、
殺される、、、
必死に走って身体は苦しい位に熱いはずなのに、言いようのない悪寒が全身を襲う
それは目の前に容赦なく突きつけられた、愛する人が死ぬかもしれないという絶対的な恐怖
味わった事のない恐ろしさに、主人公の足は再び震えはじめ、、、、
そのままもつれて派手に転んだ
「、、、っ、、!」
無様に地面に転んだまま、ハアハアと全身で息をする
心臓が飛び出そうなほど鼓動が早い
一体どうしたら、、、、、いいの、、、
頭だけ、、、奇妙な程に冷静だった
私達を大切に思ってくれてるから
あの二人は島に残ろうとするのだ、、、、
じゃあ、、、、私達が、、、
いや私が、、、
嫌われてしまえば、、、、
あの2人は、、、島を出てくれるだろうか、、、
ドクン、、、ドクン、、、ドクン、、、
全力で走った為ではない、嫌な胸の鼓動がする
主人公は必死に考えた
よく考えろ、、、ッ!
ドクン、、、ドクン、、、ドクン、、、
止まっていた時間はわずか数秒だったかもしれない
しかし、主人公にとってはしばらく世界が止まってしまったかのように、恐ろしく長い時間だった