第6章 嘘
もしかして、、、、
おれに会いたくない、、、のか、?
それは、今まで思いつきもしなかった一つの可能性だった
一度思い浮かべてしまえば、考えまいとしても、こびりついたみたいに頭から離れなくて
やがて、ローの心をじわりじわりと侵食していく
だから、、、、会いにこないのか、、、、?
考えたくない方向にばかり、考えてしまう
『私もっ、、ローが好き』
ローは自分自身を落ち着かせるように、深呼吸をした
おれは主人公を信じている、大丈夫だ、、、、
あの月明かりの下で誓い合った、夢のような甘く切ない誓いのキス
あの誓いさえあれば、これから襲い来るどんな困難や出来事も自分は乗り越えられるだろう
確かにあの時間は二人にとって特別なものだった
そっと唇に触れる
主人公を迎えに行く為に、強くなるんだ
数日会えないくらいで、男らしくねェ、、、
自分に唯一与えられた、生への希望
絶対に手離さないと誓ったのだ
女々しい自分を叱咤して、ローは横になった
明日は会えるさ、、、、
そう信じて、そっと瞼を閉じた