第6章 嘘
ローにもコラソンにもバレないよう、自室で数日過ごせばきっと良くなる
ローに心配をかけたくないもの、、、
きっとすぐ良くなる
治ったら真っ先にローに会いに行こう
早く良くならなきゃ、、、そう思いながら主人公はのろのろと布団に潜り込んだ
一方、、、、、
ローは順調に回復していた
身体の白い斑点は相変わらずだが、これは新しく血が入れ替わってくるうちに段々と薄くなるとリリスに言われていた
それよりも、ローは気がかりなことがあった
「なぁリリス、、、主人公はどうしたんだ?昨日も見てない。」
食事を持ってきてくれるのも、いつもコラソンかリリスだ
ここに来てから、毎日のように一緒にいた
一日以上離れたことなんてないから、姿が見えないとなんだか落ち着かない
「主人公はね、えっと、医学の勉強をしてるのよ。遅れた分を取り戻さなきゃって、、、。ほら、ローに追いつかなきゃって頑張ってるわ。」
勉強、、、か
なら仕方ねェ、、、、
「そうか、、、。」
主人公の夢は医者だ
ローの為に何日か勉強ができなかったのだ
遅れた分を取り戻したいのは、当たり前だろう
でも毎日来てくれるって言ったのに、、、、
食事だって、おれの為に作ってくれるって言ったのに、この味は、主人公の味付けじゃない、、、
頭では理解しなければと思うのに少しだけ、胸がチクチクと痛む
いや、主人公だって夢の為に頑張ってるんだ
おれも勉強しないとな、、、、自分に言い聞かすように医学書を開く
パラパラとページをめくってみる、、、しかし、内容は全く頭に入ってこなかった
明日はきっと、来てくれるさ、、、
そんなローの思いも虚しく、それから数日たってもローは主人公には会えなかった