第2章 【R18】馴れ合いでもいい
「んっ、ん……ふ、っ」
完全に落ちてしまう前に、また腰を振り、机に擦り付ける。頭では、イったばかりのケイトにミケが再び挿入し、構わず腰を振るのを想像しながら。
「あ、だめ……また……」
達する直前で止める。ミケなら絶対焦らす。
絶頂感が引いたらまた腰を動かすのだが、なかなか絶頂感は引かない。
「も、イく……」
クリトリスを中心に、快感が全身に向けて弾けたその時。
執務机に倒れ込んだケイトと目が合ったのは、今しがた脳内でセックスをしていた、ミケ本人であった。
身体は揺れている最中で、更にいえばタイトスカートも捲し上げたまま、下着は無く尻を出しているし、顔も行為を終えた直後の顔をしているだろう。
「み、ない……で」
ケイトの言葉を無視してミケは部屋に入る。
鍵は締めずそのままに、机に腹這いで震えるケイトに近寄った。
そして突き出された尻に触れ、強く握った。
「“室長”、何をしていたんだ?」
ミケが役職呼びで耳元で言う。
「あ……や、だ……も、死にたい……」
「自慰、してたんだろう」
尻を撫でられながら、ケイトが返さずにいると、ミケが離れてケイトの執務机に座った。
「俺に見せてくれ」
「……は?」
「室長の自慰、見せてくれ」
ミケのこの表情、彼はもう火がついている。
ケイトはミケを見ながらゆっくり体を起こし、再び机の角に股を擦り付け始めた。