第3章 こんちわ
あろまside
「お前がぼけっとしてんの、珍しいな」
「るせぇな、俺だってぼけっとするわ。お前よりかはマシだけどな」
「ぅう、言い返せない...」
えおえおが苦虫を噛み潰したような顔で胸元を押さえる
そんな刺さったか?
「二組、転校生来てんだろ?たしか_」
「響城 夜風、だろ?」
「は?なんでしってんの?」
「ちょっと知り合いでな」
ちょっと?まぁ、どれくらいかわかんねぇけど
幼稚園、小学校、中1まで一緒にいた
それなりに仲はよかった
元々、転勤族(ころころ引っ越しする)だったからな
帰ってきたり、また転校したりの繰り返しだった
「ま、ゆーて4年ぶりかな」
「話しかけたらいいじゃん」
「別にどっかで捕まえるだろ」
「こっわ」