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心の音楽を奏でろ【M/S。S/P】

第3章 こんちわ


えおえおside

「やっぱりここがおちつくなー」

人が少ない図書館。
毎日来ているのは、俺ぐらいだろう。

「俺、仕事してくる」

「おう」

あろまは図書委員で、図書館を管理している。
俺は生徒会に入っているから入れない、、くそう

ささっと本の返却を済ませ、西洋コーナへと足を進めていく


「三巻ねえべ、、、あ」

「すみません、これ」

目線を下げると女子がいた、その子が持っていたのは黒貘の三巻だった。

「女子が読むなんて珍しいな」

この本はかなりグロテクス、結構な流血表現がある。
普通なら誰も借りない

「俺、りよくし。えおえおって呼ばれることが多いけど」

絶対同類だわ


「響城 夜風です。今日転校してきました」

「なるほど、はじめましてだな」


改めて黒貘の話で盛り上がった




「黒貘五巻なくて」

「どっかあったろ?探しとく」

「ありがとうございます、えおえおさん」

「えおえおでいいよ、よろしく夜風」

キーンコーンカーンコーン

予鈴がなりはじめる、すると夜風はポケットからイヤホンを取り出す。
そして足早にその場から離れた。

(あれ、音楽好きじゃないの?)

あろまがドラムやってたっていってたか
ら音楽好きと勘違いしてた。

「あろまどこだ?」


受付カウンターにあろまの姿がない

「ずっとあろま先輩のこと好きで」

「俺、お前のこと知らないんだけど」

ずいぶんさっぱりした返事が聞こえた
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