第27章 退院後

「おまえは誰のものか、花奏に、ちゃんと教えてあげなきゃね」

濡れた息が耳元で響くのだ。

「……ホラ、焦らしたから、気持ちいいでしょ？」

耳たぶを舐める。胸の突起を指先でつまんで、ぐりぐりと、いじる。
　
膣の中を動く指は、
さらに勢いを増す。

「…ぁ、ん……ん、…ぅぅん！」


まさぐる力が激しく変わると
私は目を閉じた。

下部の奥から湧き上がる気持ち良さに
身を任せていた。

ゃだ……イっちゃう……！！

「ぁぁぁ…や、ぁや、んぁ、あ」

声を隠さずに。
素直に嬌声をあげた。

息が短く変わる。

薄く目をあけると、カカシの口角は嬉しそうにあがるのだ。

私がイク姿を見て
興奮している。

「イキなよ。……ホラ」

人差し指が増えて
２本に変わると、さらに刺激が深く大きくなる。

ビクンと身体が硬直して
前かがみになった。

「…カカシ…イッちゃう…ぁぁぁ！！」

だめ…！
イク……！！

そのまま絶頂を迎えた。

快感が奥から広がる。全身が弾けて、身体中が震えた。息が上がって、汗がふきでた。


なだらかな気持ち良さに
変わって、深く…長い息をはいた。

「もぅ……いじわる…」

甘くキスをねだって
首に手を回して舌を絡めた。

「……カカシが好き……私から求めるのは、カカシだけ…あなただけだよ」

唇を重ねた。

欲しい。もっとして欲しいって
思うのは、カカシだけなの。

愛おしい人は、私の言葉を聞いたら
満足そうに目を三日月にした。



「んーオレと指…どっちが好き？」

変な質問だ。

「ふふ……どっちも。
ねえ、カカシ、もっとちょうだい」


私から、ごろんと寝転んだ。
カカシは私のズボンと下着をはいだ。

下着が濡れてて、恥ずかしい。

カカシは私の身体を見るのが好きなのかな。ずっと見ながら服を脱いだ。

そのあと、
ちょっと弱々しい声で呟いて。


「はぁ………まったく……、７歳のガキなんかにヤキモチ焼くなんて、ほんと…オレはガキだね。花奏のことになると正気じゃいられないって、ホント困るね」



寝転んだ太ももを持ち上げたカカシ。いきり立ち、ひくつく自身を、濡れた恥部へ、ぐにゅりと挿れ込んだ。