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【NARUTO】柔らかな月を見上げて

第7章 猛毒


カカシは、息を軽く吐き出して、目を細めた。私を安心させるような優しい目を向けてくれている。

「よっぽど強い薬を盛られたな。花奏……、辛抱しろよ」

私のほほを撫でる手が、優しくて、あったかい。カカシの表情が、いつもより、柔らかい気がするよ。


「媚薬ってこんな強いんだね……
……すごいね、あはは」


ひどい顔だろうな。
鏡を見なくても、わかるよ。

泣きすぎて目が充血してるかも。

痛々しい顔って、
今の私みたいな顔だろうな。



あのね、カカシ。



相手がね、初めてがね、
敵じゃなくて、よかったって、
素直に思うんだ。


小さな頃から、私のことを、
よく知るカカシでよかった。



優しくて、責任感が強くて、いつも頼りになって、たまに意地悪でさ……。


カカシ、私はね。
あなたで、よかったって
思ってる。


本当だよ。嘘じゃない。本当だよ。



「……カカシ……挿れて? もう、限界なんだ。 カカシ、私、あなたが欲しくて欲しくて、たまらないの……」

沈黙が数秒降りて
うなずくカカシは「ああ。 挿れるな……」と、私の身体に近づいた。

「っ!……あ、ぁぁ、ん、…ん…」

「……花奏、痛くない?」

「だい、じょうぶ」

その声に反応するように、割れ目をグッと押さえ、そのまま、ゆっくり、ゆっくりと、自身が秘部のなかへ入ってゆく。

みちみちと、
肉の引き裂く音が響いた。

「んん…………っ」

カカシの自身が、奥深くまで当たったときだった。

強烈な快感が、全身に駆け巡り、頭が真っ白に変わった。

「っ、あぁああっ……はぁっ…!」


頭が脳髄から、
とろけてしまいそう。

交わりって、
こんなに気持ちいいの?

媚薬のせいだから?

はぁはぁ……、と呼吸が荒くなる。
身体が熱くなって、顔にも熱が集まった。

奥が、全部が、満たされた気持ちになる。

一部だけが、繋がっているだけなのに、

ほんとうに、
1つになった気がする。

落ち着く匂いがする。あたたかい肌が触れて気持ちいい。

「ん……、カカシ……」
甘く呟いて、わたしは見上げた。


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