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【NARUTO】柔らかな月を見上げて

第6章 アジトへ


「花奏!! どうした!? 何があった!?」

抱き起こして、カカシは、
私の兎面を外したした後、手を止めた。

「……? 花奏……?」

猛毒な毒を盛られた私は、外さないでと伝える力すら、残っていない。されるがままの状態。

「……花奏……お前……」

顔を赤らめ、
酔い潰れたような様相に、

カカシは、
困惑した声に変わる。

「…………しゃ、りん、がん……」

写輪眼で見て欲しい、口もとを。

そう伝えて、狐面の紅い瞳を見た。


口を動かして、
私は情け無く笑った。

「嘘だろ…………」

やっと伝わった後、
ぎゅうっとカカシに抱きついた。

「ご、めん、なさい……」

顔はぐちゃぐちゃに涙が出ていた。

カカシに触れただけで、
イキそうだった。

今すぐ挿れて。

お願いだから
今すぐ。

どうだっていいから。
今、今すぐ。


頭は、戦闘中とは思えない
思考が頭を巡る。



"猛毒な媚薬"は、津波のように、

後から後から、より強力に

より強く激しく

効力を強めて

私を襲った。


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