第2章 アパート。
「幼馴染なんだから少しぐらい、いいじゃない、減らないでしょ?お前誰の家に住ませてもらってんだっけ?文句があるなら出ていってもらって良いけどね?」
ワザと意地悪く言ってやった。いや本当に出ていかれたら困るけどね。
「そんな、酷い!…だいたいカカシはいっぱい他の人の触った事あるでしょう?私なんて興味無いでしょう?」
声色が照れて真っ赤だ。耳まで赤い。
いや、他の人のなんて触った事無いよ。
興味無い?そうでも無いけど?と言いながら、今度は両手で揉んでみた。
気持ちが良い。やっぱり柔らかい、うーん、舐めたくなる。でもそれをやったら許してくれないだろうな。
いや、既に揉むのもダメだと思うけどね。
オレ変態だな。いや、この胸が悪い。
「このまま寝る。気持ち良いから」と花奏の胸を触りながら目を瞑った。
抱き枕みたいにひっついているが、本当に気持ち良いし、良い匂いがする。人肌ってこんなに気持ち良いんだな。落ち着く。花奏とこれから毎日寝れるのか。そう考えたら三代目に感謝しかないな。
「ーーーカカシ、ダメだって、や」
「あのさ、変な声を出さないでよ。興奮するでしょ?やっちゃって良いわけ?」
「っ!?」
すると黙ってされるがままになった。
あれ、いいんだ。意外とあっさりだな。
でも良かった。怒りはしないんだな。困ってるけど。
「おやすみ、花奏」
「……カカシ、今日だけだからね?もうダメだからね?」
「いや、お前がいる間ずっと触りたいんだけど」
「……はぁ?な、何言ってんの、ダメ!ダメ!」
「良いじゃない…気持ち良いし」
「な、な、な、何考えてんの!と、とにかく、もうダメだからね!」
困った花奏をからかうのが大好きなオレは、柔らかな感触を存分に堪能しながら、眠りについた。