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第4章 告白とは(鬼灯/鬼灯様)















「貴女の全て、好きになってしまったんです。責任、取ってください。」








.....ありえない、はずなのに、どうにも私は勘違いが過ぎるらしく、体中が熱くてたまらないのだ。

顔も耳も、きっとこれでもかと言うくらい、真っ赤になっているに違いない。



とうとう耐えきれず、勢いよく鬼灯様から離れて、冷静になって考えていた頭は爆発した。



「ほ、鬼灯様、頭おかしくなりましたよね?そ、そうです、そうじゃないと、こんなこと、言うはずありませんもん!」

「至って普通ですが。...もんって可愛いですね。」

「っ、私を、その、好きになる人なんて、いい、いませんよ!それは自分が一番分かっています!!」



冗談は大嫌いです!と今までで一番声を荒げながら、カウンターの中に回り込んで身を縮め込む。


頭を抱え込んで、ううう、と唸りながら牽制をかけ、熱が溜まった頭をブンブンと横に降る。



途端に隣から扉が開いて、白澤様らしい人がうわあと声を上げた。



「ちゃん!?え、どうしたの...って、


お、お前!!なんでここに?!」


「ちっ、いらん奴が出てきたか...。」

「ああ?!なんだいらん奴って!?」

「煩いですね。いいから柊さんを寄越しなさい。」

「はぁ?なんでちゃんをあげないといけないんだよ!」


上げないよ!と声を上げてカウンター下の私に声をかけてくれる白澤様。


しかし今の私に彼の声など入ってくるはずもなく、ただひたすらに爆発した脳内を整理することでいっぱいいっぱいだった。

そんな私の様子を見てただ事ではないと感じたのか、いいから出ていけ、と怒鳴って鬼灯様をお店から追いやる。




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