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【YOI男主】裏・小話集【R18】

第1章 裏・小話集


『モニタの向こうとこちらのエロス』(礼之×ユーリ)


試合が近いのを理由に、ひと足先に家族旅行から帰って来た礼之は、誰もいない深夜の自室で、ユーリとモニタ越しの淫猥な逢瀬に耽っていた。
PCのモニタに映る恋人の過激な姿と、ヘッドフォンから聞こえる粘着音と声に合わせて、礼之は己の肉棒を扱いていたが、ふと耳に届いたすすり泣きに思わず動きを止める。
「…どうしたの?」
「こんなの…やだ…」

ロシアと日本という距離に阻まれながらも交際を続ける2人だったが、特に一線を越えてからというもの、互いの欲求不満の解消法について模索していた。
そんな折、通販でアダルトグッズを入手したユーリから連絡があり、モニタ越しの疑似セックスの誘いがあったのだ。
始めの内は、「お前のと似たような大きさと形の探すの、結構大変だったんだぞ」と、冗談も交えながら何処かグロテスクな張型を見せつけたユーリは、それを恋人のペニスを愛撫するように舐ると、予め慣らしていた己の秘所に騎乗位の体勢でインサートした。
「痛くないの?」
「平気…ぁっ、おっきい…俺の中、ギチギチになってる…」
ユーリが腰を蠢かす度に、彼の秘所を押し広げるディルドが映り、礼之は青い瞳を欲情と嫉妬のような色に染めながら、夢中で右手を動かし続けていたが、次第にユーリの口から吐息ではなく泣き声が漏れるのを耳にすると、我に返った。
「ユリ…大丈夫?苦しいなら抜いて!怪我したら大変…」
「…違う。痛くねぇけど…胸が苦しい。やっぱり、こんなのやだ…礼之の方がいい。礼之に会いてぇ…会いたいよぉ…!」
子供のように泣き出したユーリの顔と、艶めかしく上下にピストンを繰り返している下半身との妙なアンバランスさに、礼之は何とも言えない表情になると、マイク越しに囁く。
「僕も生身のユリを抱きたいよ。でも、今は我慢ね。その代わり、僕のペニスが欲しいって泣いてるユリがイクまで、ちゃんと見てるから…」
「礼之…」
「一緒にイこうね」

先程より角度と血管の張りが増した肉棒を握り込みながら、礼之は舌なめずりをすると、モニタ越しの恋人を目で犯し続けた。
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