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【YOI男主】裏・小話集【R18】

第1章 裏・小話集


『俺だけのネゴシエイター・1』(守道×オタベック)
※当方のオタベックが、少年期に事件に巻き込まれた過去を持つ捏造設定&暴力的描写につき、苦手な方はご注意下さい。


少年の域を抜けきらぬ未成熟な身体を、醜い欲望で無理やり引き裂いた男は、外から戻って来たもう1人の仲間と下卑た会話を垂れ流していた。
「お前、そのガキに手ェ出しやがったのか。値が下がったらどうすんだよ」
「コイツは少しトウが立ってるし、ロシア系でもトルコ系でもねぇから、どっちにしろ足元見られるだろ。今から身体に教え込ませた方が、買い手もつくってもんだ」
「ったく、悪趣味だな」
「このガキが憎たらしくガンつけてきやがったから、ついよ。へっへっ、流石にぶち込んでやった時は、処女みたいに泣き喚いてたけどな…ま、ある意味『処女』だったか」
力なく臥した少年の足元を伝う、赤と白2種類の体液を一瞥した男は、嗜虐心から再び股間が昂ぶるのを覚えた。
「オラ、起きろ。充分休ませてやっただろ?」
古ぼけたベッドのスプリングが軋む音と感触に、少年の涙の跡が消えない顔が、恐怖に歪む。
「とっとと足開いて、男の喜ばせ方覚えろよ。そうすりゃ、お前みたいなのでも、気に入ってくれる物好きがいるかもしれねぇぞ?」
「もう許して…家に帰し…っ!」
強かに頬を張られた少年は、男に無理やり起こされ後ろを向かされた。
「このガキ、見てくれはアレだが結構イィ身体してるぜ。締まりも中々だし」
「…へぇ。顔が見えないなら、俺もイケるかな」
男達が、呼吸を荒げながらベルトとファスナーを外す音を聞いた少年は、必死に逃げようとベッドを這うが、抵抗虚しく髪と腰を掴まれ引きずり戻される。
「嫌だ、やめて!助けて…!」
少年の懇願の叫びは、男達の暴力と嘲笑に虚しくかき消された。

「…すまない」
か細く呟いた後で嗚咽を漏らし始めたオタベックの裸体を、守道はそっと抱き竦めた。
安心させるように頬を撫でてやると、オタベックの手が、守道のそれに縋り付いてくる。
互いに特別な感情を意識してから、心を通わせ始めた2人だったが、ある時守道が少々強引に迫った際、尋常でない怯え方をしたオタベックは、やがて過去に己の身に起こった痛ましい事件について告白してきた。
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