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清廉の君に紅を【刀剣乱舞】

第3章 起首【淀み】


城内は外とは比べ物にならないほどの邪気で溢れていた。
あちらこちらが壊れ、土地は荒れ果てていた。

ここに刀剣男士様がいるとは到底思えない...どういうことだろうか...
そして微かに本丸全体に漂うこの鉄の匂いは間違いない。血だ。

どこかに刀剣男士様がいるのかもしれない、
とにかく探さなくては。

御錠口から本丸内に足を踏み入れ歩き回るが、
一向に人に会わない。
それどころか、人が生活しているとは思えないほど、本丸内も荒れ果てていた。

...もう少しだけ探してみよう、きっと誰かに会える。
そう言い聞かせれば、私は足を再び前に進み始めた。
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