第2章 按排【現】
各して契約は瞬く間に終わり、私は
審神者として、再びこの身を神に捧げることとなった。
こんのすけ様のご様子、そして夢で見ていたあの男性が夜神様だったこと
勿論なぜ遡行軍が私の町を襲ったのか...等々
気になることは掃いて捨てるほどあるが、追々
1人でじっくりと考えてみることにした。
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こんのすけ様から大方のご説明とご指導を頂き、
遂に私のお任せ頂いた本丸に行くことになった。
最後の最後までこんのすけ様の表情はどこか暗く、
何かを訴える目でこちらをじっと見つめられていた気がした。
今思えば何故あんなにも引き留めようと、辞めるようにとして下さっていたこんのすけ様に私は気がつくことが出来なかったのか、
そして私の背にこんのすけ様が誰にも届かぬ声で、謝罪をしていたことも...。
今となっては全てがもう遅いのだ。