第6章 約束
でも最近は、その顔を見る度にふっと頭を過ぎるものがあった。
(あの子もこんな風になってくれればなぁ…)
そう考えてしまう。何度抱きしめてもキスしても、どんなに気持ちよくなっても、それを認めようとしないあの子。
「バックス様…?」
少女が男の浮ついた視線に気づき、動きを止める。
男はすぐに我に返り、繋がったまま体を起こして少女を押し倒す。
「きゃっ。」
突然体勢を変更された拍子に、可愛らしい悲鳴が短く発せられる。そして間髪入れずに腰を激しく動かす。
「あぁあぁんっ!」
少女の体は快感に支配され、目に涙が浮かぶ。絶頂を迎え、なおも押しつけられる快感に頭が真っ白になっいく。
「チュンラン…!イくよ…!」
「あぁっ!はいっ!バックスさまぁ!あたしもイきそう…!」
2人のエクスタシーがどんどん近づいていく。そして…。
「はぁっはぁっ…あぁ…」
少女からそれが引き抜かれると名残惜しそうな声が漏れた。