第2章 出会い
「ぃゃぁ…」
薄目を開けて、弱々しい声で制止する。
「こんなトロトロになってるのに嫌なの?」
彼は余裕の笑みを浮かべながら、押しつけたモノを上下にこする。すると、するするとスムーズに上下した。
「もう…はぁ…むりだから……いれちゃだめ…」
小さく首を横に振るが、彼は聞かなかった。
「ここまできて我慢できないって…」
彼自身を私の秘部に突き立て始める。
「むりだってばっ…はぁっ…」
「もっとかわいいとこ見せて…」
彼自身の質量がゆっくりと、しかし確実に侵入してくるのが分かる。思わず全身に力が入り、もうなんの言葉も出せない。
「ねぇ…」
彼は侵攻を止めることなく、私に語りかける。
歯に力をどれだけこめても抵抗できるわけもなく、それはおさまってしまった。
「きつっ…けど、全部入ったよ。」
容赦のない報告を無視して、どうやってやり過ごすか考えないといけない。
しかし悠長なことを考えてる暇はなく、彼は自身をゆっくり抜き差しし始めてしまう。認めたくない快感に頭を振る。
とにかく声をおさえることに集中することにした。もうそれが自分に出来る最後の抵抗だったから。
「トロトロになってるの見える?」
そう言って彼が私の腰を持ち上げるが、私は一切見向きもせず、言葉も返さなかった。それどころではない。
「……」
彼も無言になったと思ったら、中の弱い部分にアレがこすりつけられているのが分かった。そこをいじられてさっきはイってしまった。まずいと思ったのも束の間、急にそこを何度もつかれた。
「んっ……!」
目を閉じてるのに目が回ってしまう様な快感が体を襲う。パンパンと腰に打ちつける音が早まると私はいとも簡単にイってしまった。
しかし今度は彼の動きは止まることはない。
「ひっ…ん……」
イったばかりの身体には強すぎる感覚に思わず彼を見やる。すると彼の顔はにたにたと笑ってているのが見え、わざとイったばかりなのに責めていることを悟った。
そうこうしているうちにまた絶頂へと突き上げられる。
しかしまだまだ彼の責めは止むことなく、もう一度イかせられる。何度も何度も…、もう声も漏れてしまってるのではと、一瞬それすらも分からなくなる。反射的に腰をくねらせてしまうのが、自分でもえっちだなと思ってしまうほど頭が麻痺し始める。
そして、ようやく彼の動きがとまった。
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