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魔界の夜
第9章 恋心
なんと彼の前に移動して、彼自身をいとも簡単に取り出し、舐め始めたのだ。
「ちょっミクチャ!」
彼が制止するのも聞かず、彼女は彼自身を口に含み、舐める。グチュグチュと水音が部屋に響く。
私はその光景を呆然と見ていた。
そして彼と不意に目が合う。
「んふっ。大きくなった。」
ミクチャの嬉しそうな声が聞こえる。
私の胸の中に何かぞわっとするものが広がって、私はたまらなくなって部屋から飛び出していた。
「悠子!」
彼の声が遠くに聞こえたが、構わず、私は自室へと駆け戻った。
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