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【Free!】人魚姫

第2章 再



---次の日


「--お---てる?、?---」


(ぅー…ん。………。 あさ?)

夏菜の声が遠くから聞こえて
意識がだんだん上がってくる

重たい瞼は逆らうことなく
閉じたままで
布団を抱き込むようにギュッと抱えた

パタパタ足音が近づいてくると
部屋のドアを開けられた

「!!
やっぱりまだ寝てる!!
そろそろ起きないと遅刻しちゃうよ!!」


大きな声で喋る夏菜の声を
遮断するように
抱き込んでいた布団を
被るように潜った

バサッ


もう一度眠りに入るところで
布団の重さと暖かさがなくなった

(寒い……)

自分の体温で体を温めようと
膝を曲げ体を丸くすると
お腹らへんで温かいものが動く気配がした

ふわふわした小さいそれは
急に布団を奪われ寒いのか
暖かさを求めの身体にすり寄ってくる


「!そんな格好して寝ないの。
風邪ひくし……ってまたその猫!
いつの間にの部屋に入ってきたの!!
まったく…。
ご飯できたからおりてきなよ
10分で降りてこなかったらご飯なしだからね!」


はいつもキャミソールと
短パンで寝ている
布団が直接肌に触れる感覚が好きなのだが
夏菜にいつも注意をされる



夏菜がご飯を食べに降りて行くのを見て
ニャーンと鳴いて手にすり寄ってくる白い仔猫を撫でた

すると猫は満足したのか窓から外に出て行った

飼っているわけではないが
引っ越してきた日から夕方くらいになると
来ていて窓を開けると入ってくる

散らかすわけでもないし
何をするでもなく
一緒に寝て朝に出て行くので
あまり気にしていなかった
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