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【Free!】人魚姫

第2章 再


少しすると夏菜が
教室のドアから顔を出し
迎えに来てくれたことを知らせた

帰り道、夏菜の様子が
いつもと違うことに気が付き
スマホを取り出した

[夏菜、クラスどうだった?]

心配そうな顔をして
覗き込んでくるに
夏菜は目を合わせることは
できなかった

「すごくいいクラスだったよ……。
転校初日だったから
ちょっと疲れちゃった」


最後の方少し早口になり
そう答えた夏菜に
違和感を覚えた

(本当に疲れてしまったのかもしれない)
(クラスに馴染めそうもないのかな)
などいろいろ考え
やっぱり心配になった


「ねぇ、。」


突然声をかけられ
夏菜の方を向くと
隣にはいなく
後ろを向くといつのまにか
夏菜は立ち止まっており
はその数歩先を
歩いていたことがわかった

も立ち止まり
後ろにいる夏菜に体を向けて
首をかしげるが

夏菜は続きを離そうとしてかない

少し間を置いて

「ううん、やっぱりなんでもない」

そう言って歩き出した
夏菜はやっぱりいつもと違い
変な感じがした

[何かあったら言ってね。]

スマホを見せると
夏菜はの頭を撫でた


少し困ったように笑う夏菜と


その2人の間を暖かくっなった春の風が通り抜けた
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