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出水と太刀川さんと風間さんに挟まれる話。【ワートリ】

第2章 第2話


結局5時頃までは適当なやつとランク戦してポイント稼ぎ、ちょこちょこ休憩をとりながら暇をつぶしていった。

「そういや、風間さんとあの子昼一緒に食べたのかな…」

風間さんに詳しいわけではないが、あまり人と交流するタイプには見えないから昼を誰かと食べているところなんて想像ができなかった。

というか、あの子は誰なんだろうか。

見ない顔だったし、周りも彼らに注目していたあたり目立っていたのは確かだ。

本部の制服だったし、どこかのオペだろうか。

後で風間さんにも聞いてみっか。

昼どうしたのか気になるし。

と、腰のポケットに入れているスマホが振動した。

米屋から着信だ。

「なんだー?」

『おいお前どこにいんだよ謹慎中だろうが』

「本部だよ。お前は?まだ学校?」

『ハ!?謹慎中なのにランク戦とかお前らしーな。俺も謹慎食らって太刀川隊寮のとこ』

「はぁ?お前も謹慎かよ。本部なら謹慎対象じゃねーから問題ねーんだよ」

『おいおいまじかそういうことは早く言えよ』

「お前こそ謹慎なら言えよな〜ランク戦弱い奴しかいなくて手応えねーから早くこっち来い」

『まさか本部が対象じゃねーとかねーわ。んじゃ行くわー』

まあ確かに米屋も謹慎なら納得できる。

なんで誰も本部が謹慎対象じゃないって教えてくれねーんだろうな。

意地悪いぜ。
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