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親友を取った男の部下に堕とされました

第3章 ヤバイ男


「おはようゆうは…どうしたの?ひどいクマ」
「お前こそ寝てねーな、弥作。人のこと言えないくらいクマ濃いぞ」
結局あの夜俺はほとんど寝ずに画面にかじりついていた。不思議なことに、鶴見の事は探れば探ろうとするほど関係のないページに飛ばされてしまった。俺のやり方が悪かったのか、鶴見が何か特別な検索避けでもしているのかを確かめる為にいろんな方法で試したが、得られた情報は雀の涙。大人しく寝ていられるわけがなかった。
「昨日ね、鶴見さんに電話したんだ、やっぱり働かせてくださいって。そしたら、来週末に会おうって!!!もう、昨日はコーフンして寝られなかった!!」
「そっか。よかったな。…今日って何曜日だっけ?」
「水曜日」
「来週末なら次の次の土日だよな?」
「そうだと思うけど…何?」
「いや、心の準備しとこうと思って」
「大げさなんだから」
弥作は呆れたようにため息をついたが、大げさであるわけがない。それまでに鶴見をどうにかしなきゃいけないという心の準備が要るんだ。
でも来週末ならまだ時間がある。探偵には調査期間を二日延ばしてもらおうかな。
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