第20章 アングレカムの願い事
「また君にオイラの芸術見せられる時が来るなんてね!」
「デイダラ…!あの時と私は違うよ!私の芸術も見せてあげる!」
デイダラが投げてきた粘土に種を投げ埋め込み開花させる
沢山の花びらが宙に舞う
「生憎私の投げる植物はチャクラが大好きなの。
その粘土の攻撃は効かない…よ!」
蔦で足場を作り粘土で作られた鳥の上を乗って自在に空を舞うデイダラを追いかける
「スピードも作れる植物も前とは桁違いってか。よく頑張ってるじゃん。ウン。」
大きな球根をつけたクナイを投げる
「避けられるに決まってるでしょ、そんなの、さ。」
デイダラが避けた瞬間を狙う
「開花!」
球根の根が空中でデイダラを包むように広がった
(今!)
そっちに気を取られている間に小さな種を粘土の鳥に投げつける
「…草花再生!黙殺縛り!」
粘土の羽に大量のイタドリが咲く
その瞬間粘土がすごい速さで吸収される
デイダラのバランスが崩れ落ちかける瞬間太いイタドリで体ごと捉える
「四吸草陣!!」
4方向から草を絡めチャクラを吸いながらデイダラを包み封印術を唱えた
「楓!無理をするな!」
下でカブトの相手をしているテンゾウお兄ちゃんの声が聞こえる
「…大丈夫!テンゾウお兄ちゃん!できる!」
「小娘、封印術が使えるのか。結構やるじゃけいのう。任せなさい、土遁・拳岩の術!」
「オオノキ様!」
空中でオオノキ様が大きな岩となった腕でデイダラを狙う
「オヤジ!それはないぜ!クソッ!花畑娘!離しやがれっ!」
ーーーーよし!決まった!!
そう思った瞬間だった
「はぁ。デイダラ、戻れ」
オオノキ様の攻撃が当たる瞬間ボンっと言った音と共にデイダラが消える
「えっ、き、消えた?」
「どうなっとる…」