第20章 アングレカムの願い事
「楓、まずい。これはおそらく外から攻撃されている。ここにナルトがいることがバレた証拠だ。こんなに早くバレるなんて思わなかったけどね」
ナルト君たちに聞こえないようにテンゾウお兄ちゃんが耳元で説明をしてくれる
「つまり、今この外にナルト君を狙った人がいる…ってこと?」
「うん。そうなるね。ここは3代目土影様、オオノキ様が見張っていたんだ、多分外でオオノキ様たちが戦っている」
「ナルト君には流石にバレたかな…今回のSランク任務が偽物でナルト君たちを隔離してバレないようにしてること…」
「どうだろう…」
テンゾウお兄ちゃんと話しているとキラービー様の側近の方々もやってきた
「ヤマトさん…」
「皆さん、お疲れ様です。最悪の事態が起きましたね…」
「キラービー様達は流石に気づいてますよね…どうしましょうか…すでに戦争が始まった…。それが彼らに伝われば…」
「えぇ。確実にナルト達は外に出てしまいます…ね……んん?」
テンゾウお兄ちゃんがナルト君の方を見て眉を顰める
「天地ってマジでひっくり返るのかよ!スッゲー!!!これは歴史的瞬間だってばよ!Sランク任務は何が起きるかわかんねぇなぁ!」
「だってばYO!だってばYO!
天地!ひっくり返る!驚き!オレ様もひっくり返る!ア!イェー!」
「う、嘘でしょ…ナルト君達…」
「う、うん。楓…あれ、ナルト達、気づいてないよね…」
「き、キラービー様達が頭が悪くて、助かりましたね…」
側近の人たちも驚きを隠せていなかった
「テンゾウお兄ちゃん、私たちはどうする?」
「天地がひっくり返ったからっていって、少し見回りをするフリをして外に出よう。何が起きているか把握しないと…
楓も来れるかい?」
「もちろんだよ!修行の成果、見せなきゃ。」
「ヤマトさん、楓さん、行きましょう」
「「はい!」」