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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第20章 アングレカムの願い事


楓side


「ナルト君〜」

そう呼びかけると黄色のオーラに包まれたナルト君がこちらを振り向く

「楓ちゃん!どうかしたってばよ?」

「見学に来ました!」

「ははっ、オレの修行見てもそんな面白く無いってばよ」

「んーん、凄く参考になるよ」

ナルト君が見える位置で体育座りをする

「お気になさらず修行続けてください!おにぎり差し入れで作ってきたから、お腹空いたら一緒に食べよう」

「えっ!?マジでマジで!?スッゲー嬉しいってばよ!ありがとう!楓ちゃん!」

嬉しそうに両手を上げるナルト君を見ると自分もすごく幸せになった

(うーん、私にヒナタちゃんたちみたいにチャクラを見る力があればもっと見やすいんだろうけどなぁ。)

ナルト君のオーラはうまく自然エネルギーと融合していた

ただそのオーラを纏うまではとても集中しているように見える

(やっぱり自然エネルギーを感じ取るためにすごく集中してるのかな)

そんな事を考えている矢先、すごい地震が起きた

「えっ!?!?」

一瞬体が浮く

(まって、これ地震じゃない!!!)

体がひっくり返る

「天地!ひっくり返ってるYO!!!」

「はっ!?えっ!?」

「楓!」

テンゾウお兄ちゃんが叫ぶ

「捕まって!!!」

「テンゾウお兄ちゃんっ!!」

咄嗟にテンゾウお兄ちゃんの手を取るとそのまま抱き抱えられ、すごい衝撃と共に地面に体が打ち付けられる

「ご!ごめん、テンゾウお兄ちゃん!大丈夫!?」

「大丈夫、落ちる瞬間木遁で着地したから」

「ナルト君たちは!?」

振り向くと口を大きくあけて何が起きてるんだってばよ!とキラービー様と跳ねている

(めちゃくちゃ無事じゃん…)
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