第19章 守りたい日常
「ごめんなさい!!」
朝一番に謝る
あのまま私はカカシ先生が作ってくれた目玉焼きを食べることなく爆睡をかましてしまっていた
「いいのいいの、あたためればまた食べられるし。それより調子は?」
「うん、体しっかり動くようになった。カカシ先生はちゃんと寝てくれた?」
「さっきまで楓の横少しお借りして寝てたから大丈夫。さて、今日からの事だけど…昨日話した通り、忍界大戦まで時間がない。オレはできるだけ楓との時間を作るつもりだから、可能な限りまで昨日の技を自分のものにしよう」
「カカシ先生、忙しいのに本当にありがとう。」
「いや、オレとしては役得だしね。少し会合とかで抜けることはあっても数日間はみっちり付き合えると思うから、頑張れる?」
そうやって笑うカカシ先生の笑顔は昔私たちに基礎を教えてくれた時の笑顔と同じ優しい顔だ
(まさか2人でがっつり修行ができる日が来るなんてね)
懐かしさを覚えつつ、私は首を大きく縦に振った