第19章 守りたい日常
「カカシ先輩の言うこと聞いて今日はゆっくり休んで。
しかし修行に関してはもし楓が本当に生命エネルギーの取り込みの修行をしたいのであれば
今後僕よりカカシ先生に頼んだ方が良さそうですね」
「んー…そうだね。楓がこの能力を持っている事自体、今はまだ周りに知らせない方が安心だし、そうするか。楓はそれでも大丈夫?」
「う、うん…あの、おろして……」
「テンゾウ、悪かった。また草遁関連の修行に関しては引き続き楓のことよろしく頼むよ」
おろして、は完全に無視をされ話が進む
「僕はそしたらまた里の復興の方に戻ります。楓またね、今日はゆっくり休んで」
「うん、テンゾウお兄ちゃんも無理しないでね」
左手を挙げて手を振るとテンゾウお兄ちゃんはすっと消え移動した
「カカシ先生、そろそろおろして…」
「ダメ。このまま帰ります。」
「誰かに見られたら恥ずかしすぎるよ…」
「大丈夫、楓にはオレがいるから、お嫁にいけないことはないよ。」
「…そう言う問題じゃ……って何それ…」
その言葉がなんだか嬉しくてカカシ先生の胸に顔を埋める
「…私、体重…重たいよね?ごめんね。」
「いや、軽くて心配なくらい。さ、帰ろう」
カカシ先生はそのままスタスタと私の家へ向かった