第19章 守りたい日常
「んー、ここら辺ですかね。
畑とか綺麗さっぱりやられてしまって、
農家の方も困ってたんです。
確か苺育ててる方もいらっしゃった気がするので一旦ここに根っこごと置いてもらって、必要とする方に譲るようにしておきます。」
そういいながらテンゾウお兄ちゃんは分身をつくり伝達を頼んでいた
「…で。楓。昨日は何をしようとしたか教えてくれるかな」
「…あーーー…うん、ほんとにごめんね…」
「テンゾウ、ここだと少し都合が悪い、あまり人に聞かれない方がいい可能性もあるから、少し外れた場所に移動できるか?」
「…カカシ先輩はすでに事情把握しているんですね。承知です。いきましょう。」
ーーーーーーーーー
「…ってことは、ナルトがあれだけ必死に感じようとしていた自然エネルギーを楓は植物の生命エネルギーだけだとしても感じることができていたってことなのかい!?」
「ごめん、テンゾウお兄ちゃん…私もほんとにそれに違和感を覚えたことがなかったんだ」
「オレも昔部屋にあった花を楓が印を結ばずに蘇らせた時ほんとに驚いたからな。なんであの時気づけなかったのか、ごめんな。」
「カカシ先生の部屋のお花見事に枯れてたもんね。懐かしいね」
カカシ先生が私の頭を撫でている間
テンゾウお兄ちゃんはまた顎に手を当て考え込んでいた
テンゾウお兄ちゃんはいつも考える時このポーズをするから面白い