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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第19章 守りたい日常


「カカシ先生、本当にありがとう。
少しだけ試してみたい事があるの。私が変なことになりそうになったら、通常のチャクラを私に流してもらうことはできる?」

「えっ、なにをしようと…」

「大丈夫、たくさんチャクラを流してもらえれば、乱れて気を失うことはないはずだから、少しだけ…本当にやりたかったことを挑戦させて欲しいの」

「あ…あぁ、わかった」

少し戸惑っているカカシ先生を半ば強引に説得させ私は片方の手をカカシ先生と繋いだ

無駄なことは考えない、今度こそやってみせる

「カカシ先生、ありがとう。先生がいれば私頑張れる。」

集中する、今はこのイチゴと向き合う
植木鉢の方に手を伸ばして目を閉じる

生命エネルギーを感じてみて…お母さんみたいに…一体化してみるの
今まで無意識に小さな花を咲かせていたように…

体にふわりと温かいものが集まる

ーーーーつかんだ、いける!

周りの生命エネルギーを吸収し植木鉢に注ぐ

もう少し!もう少し…っ!!!



バリンッ!ーーーー



大きな音共に植木鉢が割れ、机を覆うほどの根を張ったイチゴが自分の頭上まで広がる

「楓っ!!!」

カカシ先生から咄嗟にチャクラが流し込まれる

「…ひっ……は、はぁ、ふぅ……ふぅ…で、できた…できた!!!」

「…ど、どういうことなんだ?な、なにが起きて……
楓のチャクラの流れが不思議なことになって、でも今なにもしてなかったよな?今見えた緑色のものは楓のチャクラなのか?」

「これ、これを…テンゾウお兄ちゃんと、カカシ先生に、見せたかったの…、はぁ…はぁ…」

ものすごい倦怠感に襲われる

(集めるエネルギーによってはかなり、反動がありそう)

「説明をしてくれるか?」

「…うん。ナルト君は生命エネルギーの中の自然エネルギーで仙人モードに切り替わる事ができるよね。
おそらく、それと似た事が自分にできることにこの前気づいたの。私は、ナルトくんと違って植物のエネルギーしか捉えることができないけれど…。
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