第9章 私の居場所
「え、楓?なに、どしたの??」
急にしゃがみこむ私をみて先生は目をパチクリしている
「なんか、力抜けちゃって…私…先生と修行なんて無理だよ…」
少し弱音を吐くとカカシ先生はしゃがんで私をみて、ひらひらと手を振った
「先生なんだと思ってるの?本気でぶつからないと。」
修行をつづけよう、と声をかけてくれる。
「私…先生のこともう傷つけたくないし、
そもそも、先生に対してあんなことしたのに、もう、いろんなことが不安で、怖いよ…」
修行ができるのは本当に嬉しいのに、
前に進めば進むほど、まただれかが傷つくし、大切な人も失うかもしれない
そんなことを考えていると先生が口を開いた
「じゃあ、第七班は解散かな。」
「…え?」
「『楓ちゃんがいない第七班なんて、第七班じゃないってばよ』って。ナルトが言ってから、さ。困ったね、解散か。」
「ナルト…くんが…?」
そんなこと、言ってくれてたの?
「ついでに、サクラもね。」
サクラちゃんも…
「…先生は?」
「オレ?もしかして、まだ伝わってなかった?」
「うん。」
先生はどう思ってるの??