第9章 私の居場所
「さて、と。ナルト、サクラは食べおわったね?そろそろ行くかい?」
遅れてきた私はまだラーメンを食べていたが、テンゾウお兄ちゃんが言う。
「えー、もうちょっと食べていたいってばよ〜」
「アンタの皿、空じゃない!楓、ごめんね。実は私達なぜかカカシ先生に夕飯食べおわったらきてって言われてて…
「えっ、それなら私も…」
新しい任務の話なら私も聞きたいと思い咄嗟にそう言いかける
「僕は呼ばれていないから、任務の話じゃないと思うよ。」
まるで私の心の中を読んでいるかのようにサイが言う
「そういうことなの。ごめんね…。なんか、私、ナルト、ヤマト隊長の3人にきて欲しいって言われてて。私達もなんの話かさっぱりわからないのだけど…」
「そっか…」
気まずそうな顔をするサクラちゃんを見て申し訳ない気持ちと、少しだけ悲しくなった。
「じゃーなー!楓ちゃん!おっちゃんも、またくるってばよ!」
ナルト君が大きな声で私たちと、一楽のおじさんに挨拶をすると、
サクラちゃんたちと一緒にカカシ先生のところへ向かったって行った。
「隣に座っていい?楓」
ナルト君、サクラちゃん、テンゾウお兄ちゃんの3人分空いた席を挟んでサイが話しかけてくる
「え!?あ、い、いいよ!」
(そうだった…三人いなくなっちゃったら私サイと2人っきりじゃん…!!)
「は、早く食べなきゃね!」
ほぼ食べ終わっているサイを横にほとんど話さず私はラーメンを平らげた