第9章 私の居場所
「楓ちゃん、遅いってばよー!」
「みんなごめんね!お疲れ様!」
着くとナルト君たちは先に座っていた
「もう私たち先注文しちゃったから、楓も注文して〜」
サクラちゃんが声をかけてくれて席に座ろうとすると大きな問題に気づく
「あ、えっと、、」
(サイがめっちゃこっち見てるーーーー!
しかもサイの隣とナルト君の隣しか空いてない!!!
サイが座れってこっち見てる!!!!)
「な、ナルトく…」
目で助けを訴えようとする
「楓ちゃん、こっち座れってばよ〜!久しぶりなんだし!」
私のヘルプサインには全く気づいてない様子だったが、ナルト君に助け船を出してもらった
(サイごめん!!!!)
さっきのことを思い出すとドキドキが止まらない私は
サイから一番離れたナルト君の隣にちょこんと座って、ラーメンを頼んだ