第2章 以外×ナ×相手
ナタリーと昼食の用意が終わり、船員達がぞろぞろと食堂へ集まってくる。
集まった船員達を改めて見ると、あることに気が付いた。
「皆ご苦労さん。 しっかり食べて、残りの船旅もよろしく頼むよ」
「「「「はい、船長!」」」」
船長が席に着くと、他の皆も席に着いた。
「私、操舵手と見張番にお昼届けてきます」
「ああ。 ありがとう、ナタリー」
食堂を後にするナタリーを見送った後、向かいに座っている船長に声をかけた。
「船長、この船の乗組員は女性だけなのですか?」
「そうさ。 この船の乗組員は全て女だ。 何故か分かるかい?」
「……いいえ」
今まで女だけの村で育ったので、女しかいない環境になんの違和感もなかった。
しかし、外の世界では女ばかりの環境は滅多にないことだと教わったのを思い出した。
「漁師は殆どが男だ。 女には無理だって馬鹿にする奴は多い。 だから女ばかりの船にしたんだ。 男にできることは、女にとっては楽勝だってことを見せつけるためにな! 幼稚な発想だが、私はこれで大満足さ! はっはっは! 」
船長かっこいい!や男なんかに負けるか!と周りから歓声が上がる。
「そうだったんですか。 なんだか、故郷にいる気分です」
「私があんたを船に乗せたのも、私達に近しいものを感じたからさ!」
私も船員や乗組員に、アマゾネスに近しいものを感じた。
その後ナタリーも戻り、皆からアマゾネスはどんな風に生活しているのかと質問攻めにされた。
私が話す事全てが面白いらしく、皆聞き入っていた。
中でも反応が良かったのは、ドラゴンとの訓練で隊長のメイスに骨を粉砕された話だった。
涙を流して笑う者もいたぐらいだ。