• テキストサイズ

覇者×ト×敗者

第16章 観戦×デ×発展


そういえば、姉様の仕事は何だろうか。

「姉様はどんな仕事をされているのですか?」

「そういえば言ってなかったな。 私の仕事は人捜しだよ」

「人捜し……ですか?」

あまりピンとこないな。
捜すって、どうやって捜すのだろう。
確か、姉様は残留思念というものが見えていて、それを辿ってウボォーギン達を捜していたが、念能力の習得によって見えなくなったと言っていた………


_____念能力ッ!!



「姉様は、念能力で人捜しをしているのですね!」

「お、珍しく察しが良いな。その通り。私には2つの能力がある」

念能力はひとりひとつだけだと思っていたが、どうやら違うらしい。
それに人捜しも可能だなんて、念能力とは本当に凄いものなんだな。
姉様の能力はやく知りたい………ような、知りたくないような……
飛行船で見たアレは別に詳しく知りたくはないかな。

「以前にも言ったが、私の能力についてまだ話すつもりはない。 今は寝ながら纏が出来るようになるのが目標だ」

「はい!」

私の返事のすぐ後、扉を叩く音がした。

「客だな。ニーナは自分の部屋で纏の修行をしてて」

「分かりました」

部屋へ入り、早速修行を始める。
起きている状態ならば問題なく纏を保てるようにはなった。
問題は寝ている間だ。
とりあえず纏を使った状態で少し寝てみよう。
ベッドに横になり目を瞑る。

「………」

ボーッと横になっていると、次第に眠くなってきた。
そのまま襲いくる睡魔に身を委ねる。


____ッ!___!


誰かに呼ばれてる。
せっかく気持ち良く寝てるのに……

「ニーナ!」

「……!」

ハッとして目を開けると、姉様が申し訳なさそうに私を覗き込んでいた。


/ 232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp