第1章 寝るので忙しいんです
小「おぉ、政宗様…!!お会いしとうございました…!!」
政「何やら困ってるみてェだな、小十郎」
小「どうやら見知らぬ土地らしく、小判が使えないのです」
政「あぁ、俺も食べ物を買おうとしたら小判が使えねぇって聞いてな。その時その店で同じことをした人間の噂を聞きつけたわけだ!」
周りを見渡せば小さな人だかりが出来てる。
はい、死んだ。
もう有名人だよね。
よし、出来ることはただ一つ…。
『あ、クロネコヤマトさんですか?家族用の引っ越しプランをお願いします。お金に糸目はつけないので近日中に引っ越したいんですよ。明日いけます?あ、お昼からオッケー?』
公園からすぐ無人販売所で起こった出来事です。
つい目先には、私が通ってるスーパーがあるわけで。
もうあのスーパーには行けないなぁ。
政「Oh...馬でも駄目か。OK,出直してくる」
『…あの、急用ができたので急ぎたいのですが…』
政「それなら俺の馬に乗ってきな!」
『いえ、結構です。目先にあるので…』
声をかけなきゃよかったと後悔したけど、もう遅いよね。