第11章 教えて!S○riかG○ogle先生!!
「俺は 大和だ。
勇作と同期で1番の親友だ」
「だから何だって言うんですか………?」
「勇作の隣は俺のモノだ!!
お前には絶対やらん!!!」
杉元にそう言い捨てると大和は帰る!と言い走り去って行った。
「もう………大和のやつどうしたんだろ?
杉元さん、大和がすみませんでした。
お詫びとお礼はまた後日改めてしますね!
今日は私もこの辺で失礼します」
「あ、はい!」
がお辞儀をすると杉元もぎこちなく頭を下げる。
その様子にが微笑むと杉元の顔にまた熱が集まる。
(おかしい…………!
どうしちゃったんだ俺…………!!
勇作さんが笑うと顔が熱くなるっ!!
きっとさっきのって奴に殴られたせいだ。
そうに決まってる…………。
俺の心にはまだ梅ちゃんが………………)
去っていくの背中を切なそうに見つめる杉元だった。
「撫子ー!!!」
バァァァンッ!!
家に帰るなり大和は撫子の自室を乱暴に開けた。
「お兄様、扉は優しく開けてくださいまし」
「すまん!
でも俺の中で一つ答えが出た!
杉元は気に入らんっ!!
でも杉元だけじゃない!
どんなやつだろうと勇作の隣は譲れん!!」
大和はそう言うと撫子の部屋から出て行った。
「もう出て行くなら扉を閉めてくれれば良いものを…………」
撫子はぶつぶつ文句を言いながら扉を閉める。
「杉元が誰かは知りませんが、つまりこれは勇作さんを巡って三角関係ができたということ…………!?
これは創作が捗りますわっ!!!」
撫子は紙と鉛筆を握ると凄い勢いで書いていく。