第11章 教えて!S○riかG○ogle先生!!
「ほー。
そうか。
接吻は本当だったのか」
「ど、どうした大和?」
大和の目からハイライトが消えており、恐る恐る声をかける。
「おい。
二等兵」
「何スか…………!?」
大和は杉元を呼んだと思った瞬間、杉元の胸ぐらを掴んで自身に引き寄せた。
そしてそのまま杉元の唇に噛み付いた。
「えっ!?
ええーっ!!!!?」
定食屋に驚いたの声が響く。
「はっ!
これで勇作と接吻した感覚は消えただろ!
ざまぁみろ!!」
大和はそう言い捨てると唇を自分の軍服の袖でこれでもかというぐらい強い力で拭っていた。
「な、なっ何しやがる!!」
大和にキスをされて怒る杉元。
もはや大和に対する敬語もとれ、大和に掴みかかる。
(えっ!
待って!!
状況が全く分からない!!!!!
誰か教えて!!
S○riでもG○ogle先生でもいいから!!!!!!!)
2人の喧嘩を慌てふためくでは止めることはできなかった。
「もう2人のせいであの定食屋出禁だよ…………。
気に入ってたのに……………」
定食屋から追い出された達3人は土手を歩いていた。
「すまん」
「すみません………」
不機嫌なまま謝る大和と申し訳なさそうに謝る杉元の顔はお互い殴りあった為、腫れたり、内出血したりしていた。
「……………杉元って言ったか?」
「……………そうですが?」
大和に話しかけられて大和を睨む杉元。