第11章 教えて!S○riかG○ogle先生!!
「お礼もありますが…………その…………何というかはじめてを事故とは言え奪ってしまったお詫びもありますし…………」
は杉元と事故でキスしてしまった事を思い出して少し照れながら言った。
「はじめて…………?
………………あ"っ!」
最初首を傾げていた杉元だが、思い出したようで顔を真っ赤にし唇を両手で隠して黙り込む。
「…………おい。
どういうことだ?
はじめてって何だ?」
2人の会話が分からない大和が不機嫌そうに聞いてくる。
「いや…………そのー…………色々あってねぇ?」
「…………っ!」
口籠ると恥ずかしさからか顔を赤くさせたまま黙り込む杉元。
「まさか…………姿絵にあったみたいに接吻したのか?
お前たち」
ガターンッ!
大和の質問に動転した杉元が椅子から転げ落ちた。
「えっ!?
何で大和が知ってるの!?
んん?
姿絵………??」
驚いただったが、大和の姿絵という単語に首を傾げた。
「お前達2人の接吻してる姿絵が女学生の間で流行ってるんだよ」
「何だって…………!!」
大和の返答に衝撃を受ける。
「杉元さん…………。
すみません…………。
巻き込んだ挙句はじめてを奪ってさらにそれが姿絵にされるなんて…………!!
どうお詫びをしたらいいか…………!!」
は流れる所作で椅子から降りるとそのまま杉元に向かって土下座をする。
「あああ頭あげてくださいっ!
俺は大丈夫ですからっ!!
確かにアレは事故でしたけど嫌じゃなかったというか…………」
土下座するを慌てて立たせようとする杉元。