第11章 教えて!S○riかG○ogle先生!!
大和だ。
まるで親の仇かと言うように杉元を睨み付ける大和。
「おい。
お前、二等兵なら我々の方が階級が上だ。
馴れ馴れしく勇作君なんて呼ぶんじゃない」
大和が杉元との間に割って入る。
「ちょっと大和!」
「勇作もだ!
こいつは二等兵だ!
敬語なんて使う必要ない!!」
「確かに階級は私達が上だけど年齢は杉元さんの方が上じゃない」
の指摘に言葉が詰まる大和。
「俺は気にしてませんので!」
「すみません………」
ニコっと笑う杉元に申し訳なくなる。
ぎゅるるるるる
誰かのお腹の音が鳴った。
「大和、定食屋にそんなに行きたいならお腹の音じゃなくて言ってくれればいいのに」
「違う!
俺じゃない!」
大和の返答には杉元の方をチラリと見た。
そこにはお腹の音が鳴って恥ずかしそうにしている杉元がいた。
「今から大和と一緒に定食屋に行くのですが良かったら一緒に行きませんか?」
「「え!?」」
の提案に杉元は嬉しそうに大和は嫌そうな表情だった。
(大和って基本誰とも仲良くなれるから杉元とも仲良くなれるでしょ)
はそう思いながら行きつけの定食屋に行く。
この判断が間違いだった事に気が付かずに……………。
「おい二等兵。
勇作の隣は俺だ」
「え?」
定食屋のカウンター席での隣に座ろうとした杉元を押し退ける大和。
大和に押し退けられてムッとする杉元。