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私だってチタタプしてヒンナしたいっ!

第7章 みたらし団子の怨みは忘れない




「月島だ」


月島は名乗った後、をジッと見つめてきた。


(えっ………?
な、何?
何で私、月島軍曹に見つめられてるの!?
まさか顔に何かついてるの!!?)


はあたふたと自分の顔を手で触る。


「…………あの、勇作の顔に何かついていますか?」


大和が月島にそう声をかけた。


「いや。
知り合いと苗字が同じだなと」

「あぁ。
勇作君は花沢中将殿の息子さんだよ」


月島がそう言うと鶴見が月島に説明した。


「ジロジロと見てしまってすまなかったな。
気分が悪かっただろ?」


月島がに謝る。


「いえ!
自分の顔に何かついているかと不安にはなりましたが、問題ありません!!」


がそう言いながら内心は…………


(好きなキャラに見つめられるって心臓に悪いっ…………!!!)


と思っていた。


「ではそろそろ席に着いて団子を頼もうか」


鶴見の一言で達は席に着いて鶴見オススメのみたらし団子とお茶を人数分頼んだ。
ちなみに大和とが並んで座り、その向かい側に鶴見と月島が並んで座った。
真正面に月島が座ってはどんどん緊張で固まっていく。


「そういえば、陸士はどうだい?」


鶴見が声をかけてきた。


「幼年学校よりさらに厳しくなった訓練や学科に私も勇作も苦戦しておりますが、充実した日々を送ってます」


大和がハキハキと答えた。


「そうかい。
君たちには私も注目しているからね。
頑張りたまえ」


鶴見はそう言ってニッコリと笑った。
そんな鶴見の言葉に大和は喜んだが…………


(えっ?
注目しているってもう私、鶴見中尉に目をつけられてるの!!?
何か私したっけ!!??)


は混乱した。




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