第2章 いくら、まーくん相手でも…【R18凛月・真緒】

‥俺がもしも凛月じゃなくて俺が告ってたらあいつは付き合ってくれていたのか。

そんな考えがいつも頭をよぎる。ありえないのに。


だって、雪奈は“俺じゃなくて凛月がいい“って言っていたんだ。本当は“俺のことを好きだったら“なんて妄想、虚しすぎて笑える。

‥そもそも“好き“の一言も言えない俺がとやかく言う資格はない。


などと考えているうちに、練習メニューが決まった。



雪奈「いつもありがとう！本当に頼りになるよね。」

と言って、去っていく雪奈。



‥これでいい。お前が必要としてくれるならそれで幸せだよ。




でも、やっぱり俺はいつだってりっちゃんが羨ましい。