第4章 犬のきもち
『はーちゃん!』
『長太郎!?どうしたの?』
『あの…はーちゃん俺…。』
『ゆっくりでいいよ。どこから走ってきたの…?そんな息切らして。』
『き…教室から…。急いで来た。じゃなくて。はーちゃん…
〜♪
『あ、チャイム。』
『はーちゃん、話があるんだ。俺、色々考えてまだ全然まとまってないんだけど。伝えたくて。歩いてるはーちゃん見つけて言わなきゃって思って。それで…
『長太郎、屋上行こうか。この校舎ね一番端は使われてないから誰にもバレずに行けるんだよ。』
『そうなんだ。うん!行きたい。』
結局
屋上のドアは開いてなくて
机が置かれた秘密基地みたいな踊り場で二人で隠れるみたいに話した