《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第5章 嫉妬とキスをかき混ぜて
「んっ……うっ……ン……ぅ……んんっ……」
苦しそうに声を漏らすゆめ。
太腿の付け根に指を這わせる。よく考えたらこいつ、今、履いてないんだよな。下着は俺のスーツのポケットに入っている。
何も履いていないゆめがずっと一緒に町中を歩いていた……。想像したとたん、下半身が熱く硬くなるのを感じた。
「なあ、ゆめ……」
Vラインに沿って指を移動させる。柔らかい繁みを越えて奥へ進むと、くちゅ……と指先が濡れた。
「っ……! な、なんですか……?」
ゆめがピクッと動く。
「俺の部屋に来るか?」
指を動かしながら、耳元で囁いてみる。ゆめはくすぐったそうに首をすくめた。愛液が溢れて指を伝ってくるのがわかる。
「んっ……霊幻さんズルいっ……私に決めさせるのっ……?」
ゆめが快感を堪えるように唇を噛んだ。
「来たくないのか?」
「そうじゃなくてっ……」
俺は指の腹を使って、ゆめの蜜口を丁寧に撫でた。往復するたび、熱く柔らかくほぐれていく。
わかってるよ、ゆめ。俺はズルいんだ。自分の気持ちを隠して、おまえに先にいわせようとしちまう。
俺の気持ちが見えないんだろ? わからないから不安なんだろ? 逢える時間が少なければ、その不安は余計膨らんでいく。
「なら、言い方を変える。ゆめ、頼む。部屋に来てくれ。俺はおまえを抱きたい」
すっかりトロトロになったゆめの花弁に指を突き立てた。ズブと一気に呑み込まれる。
「あっ……!」
ゆめがしがみついてきた。
そのまま抱きしめて指の出し入れを始める。奥の奥までグジュグジュだ。
「ああんっ……だ、だめぇっ……こんなところでっ……人がっ、来ちゃうっ」
ゴクンと俺は唾を飲み込んだ。
クソッ、さっきのエクボのせいか? なんだか今日はゆめを責めて困らせたい気分だ。相当嫉妬してんな、俺。
さらに指を動かすと、ゆめは膝を曲げて必死に耐える。
「れっ、霊幻さんっ……ほ、ほんとにっ……見られちゃうからっ……」
俺の股間もかなり限界だ。ガチガチになってて、すげぇ痛い。
「俺はゆめに部屋に来てほしい。だめか……?」
指を抜くと、ゆめは微笑んだ。
「だめじゃない……行く……」