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《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)

第5章 嫉妬とキスをかき混ぜて


彼女の頭のうしろに手をあて、無理やり唇に唇を押しつける。

「んっ……!?」

ゆめが驚いてもがいた。構わずキスを続ける。ガッチリと腰を掴んでいるから逃げるのは無理だ。

誰も通らない静かな路地。日が落ちて薄暗い。街灯に明かりが灯り始めた。

ゆめの唇をねっとりと端から端まで舐める。彼女の身体がビクッと跳ねるのがわかった。

顔を離すと目を潤ませている。エロい顔しやがって。

「霊幻さんっ! いきなりこんなところで――んうっ!?」

塞ぐように再び口づけた。

ゴチャゴチャいわせねぇよ。今はとにかくキスしたいんだ。

また丁寧にゆめの唇を舌でなぞる。わざと音を立てながら吸うと、ゆめの息が荒くなった。

身体を離すと、当然ゆめが口を開く。

「霊幻さんっ! だから! なんでこんな――」

もう一度引き寄せてキスをする。今度は口内にしっかりと舌を差し込んだ。

「んっ……ふうっ……ぅ……んっ……」

ゆめの温かい口の中を味わう。舌でかき混ぜると彼女の膝がガクガクと揺れ始めた。

また唇を離してみる。

「っ……ぷはっ……! 霊幻さん! 本当に! ちょっと待ってってば――」

もちろんもう一回。

ジュルッと唇ごと吸うと、ゆめがとうとう膝から崩れ落ちた。

「おい、まだ途中だぞ。何、勝手に座ってんだよ」

「だ、だって……なんで急にキスばっかり……」

俺はゆめの手を取ると、引っ張り上げた。

「ほら、大丈夫か? 立てるか?」

「はい……」

油断すんなよ。まだ終わりじゃねぇぞ。

フラフラと立ち上がったゆめを抱きしめ、さらにしつこくキスをする。

「ンンッ!? ん〜〜〜〜〜〜!」

ゆめの身体が腕の中で震えた。何度も繰り返し口づけたせいですっかり敏感になってしまったようだ。

舌を絡ませながら、ゆめのスカートに手を入れ太腿を撫で回す。

俺もこんなもんか。結局、エクボの煽りにまんまと乗せられた。一瞬、頬を掠めただけのキスなのに心のダメージはデカい。

相手は生きてもいない霊魂だぞ? あんなの相手に妬くなんて、自分でも呆れちまう。


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